ジーククローネ プロデューサーの原田です。

今回のブログでは、ジーククローネの環境がこれまでどのように変わってきたかを、最大のイベントである大交流祭参加者のデッキを軸に書いていきたいと思います。そして現環境を踏まえて、今後どのような形の取り組みを進めていくかについて、先日発表しました警戒・制限・禁止カードの設定も絡めて、お伝えできればと思います。

■ジーククローネ公式大会と環境の変遷

1. 無料体験版配布時(2013年4月~6月)

 ご存知でない方も多いかもしれませんが、1年前に無料体験版の配布を行っておりました。この時は、初心者の方を意識して"ゲームルールを覚えやすい"ということを優先し、複雑な能力は入れずにとにかく殴り方と流れを掴みやすいカードを多く入れておりました。カードプールも極めて少なかったので(1デッキ構築必要数分のみ)、結果的に高コスト高BPをひたすら積むのが強い、という形でした。
 ※失敗したなと思っているのは "ルールを覚える" という面では良かったと思ってますが、 "楽しいかどうか試す" という点ではカードの種類の少なさや、能力値のシンプルさがネガティブに出てしまったと思っています。

2. 第1弾「聖戦ケルベロス」発売後(2013年7月~9月)

 2013年9月末に初の公式大会「第1回ジークロ大交流祭」を行いました。その際のイベントレポートやデッキレシピはこちらを参照下さい。
http://siegkrone-tcg.com/event/special131002/

 この時は無料体験版のイメージもあり、高コスト高BPキャラを軒並み搭載し、パワーで押し切るデッキが主流でしたが、実際上位入賞の方々に利用されたのは、「退魔聖光ノ巫女」などのチャージ系に加え、進化後のエフェクトステップの効果が強力な「ドラゴニックパペットマスター」を軸としたデッキが一気に環境トップに踊りでました。
CE-ST023CE-051
 ここからチャージ&ドローのコスト管理やプレイングの重要性の認知が高まりました。そして、この時期に、デッキ全体のコストバランスやミスの無いプレイングを追求して遊んで頂けている方々が現在でも大会で上位に食い込んできています。

3. 第2弾「進撃の巨人」発売後(2013年10月~12月)

 当然、タイトル間のバランスはとって開発を行っておりましたが、「進撃の巨人」というを人気タイトルでしたので、巨人だらけの環境になるかと思い開催した「第2回ジークロ大交流祭」。結果から言いますと、大阪大会では「聖戦ケルベロス」が優勝、2位が「進撃の巨人」、東京大会では「進撃の巨人」が優勝、2位が「聖戦ケルベロス」と、上位は「聖戦ケルベロス」と「進撃の巨人」が交互にほぼ同数の結果となり、開発側としては絶妙なバランスになったと嬉しかったのを思い出します。

 聖戦ケルベロスは、第1回に続き、「ドラゴニックパペットマスター」デッキが完全に主流となっておりました。「進撃の巨人」では「反撃の嚆矢 エレン」「為すべきことのために エレン」の進化や、「護るべき者のために ミカサ」「猪突猛進 エレン」のコンボなど、高BPキャラを詰め込んだデッキが主流となりました。
AT-023AT-027
AT-053AT-041

4. 第3弾「絶対防衛レヴィアタン」&「進撃の巨人SP」発売後(2014年1月~4月)

 2014年4月に名古屋、大阪、東京で開催された「第3回ジークロ大交流祭」。結果レポートとデッキレシピはこちらをご覧ください。
http://siegkrone-tcg.com/news/news20140425/

 事前の想定は、以下の通りでした。
 ・「進撃の巨人」は追加パックで圧倒的にカードプールが多く、大多数が使用する
 ・「絶対防衛レヴィアタン」は、巨人の増加されるカードプールを想定した上で開発してあるのでユーザは少ないものの上位に食い込む
 ・「聖戦ケルベロス」はプレイングである程度上位に入ってくる可能性はあるがパワーが足りず苦戦する

 結果的には、大筋では想定した形ではありましたが、現環境の主流を、大会の結果から読み取ると以下のデッキタイプになるかなと思います。
 ①進撃の巨人:「不屈の闘志 エレン」グッドスタッフ
 ②進撃の巨人:「疾風迅雷 リヴァイ」除去
 ③進撃の巨人:「守るべき絆 エレン&ミカサ&アルミン」低コスト
 ④絶対防衛レヴィアタン:「統べる激流レヴィアタン」グッドスタッフ

AT-SP001AT-SP024
AT-ST021ZL-026

■今後の環境と警戒・制限・禁止カードの設定について

 5月16日に「タイトル限定構築における警戒カードのお知らせ」を発表させて頂きました。
http://siegkrone-tcg.com/news/news20140516_info/
 その後、多くのお客様から様々なお声を頂いております。まず、これは非常にありがたいと思っておりまして、環境について言及する、議論すること自体がカードゲームの楽しさの一部であり、関心を持って頂けているということだと思っています。一方で提供側としては、きちんと背景や理由、方針を説明する責任があると思っていますので、先日の発表の中でも、それらについて触れた記述をさせて頂きました。

 当たり前の話ではありますが、僕らとしては、制限・禁止カードはできるだけ作りたくありません。今回の設定は、大勝ち・大負けしかしない偏ったプレイ、いわゆる4ダメージまで何もしない、そこまでにめくれたら勝ち、めくれなければ投了というプレイが比較的勝ちやすくなってしまっていることを問題だと感じて設定致しました。対戦相手がつまらない・不快にならなければ良いですが、その可能性が高い点が特に問題かなと思っています。これまで書いてきた環境の変遷をみて頂くとわかりますが、基本的に "これが絶対勝つ" という程偏った結果にはなっていないと思っていますので、今後大きな問題が発生しないように提供側としても務めていきます。

 具体的には

 ①:6月発売の「聖戦ケルベロス」で第1弾のデッキタイプ増加と強化(特に赤・青)
 ②:他の6月発売タイトルでも、現環境への対策カードを用意
 ③:今後のPRカードで、カードプールやデッキタイプが少ないタイトルを補強するカードを準備


 をしています。早めに情報開示できるようにするつもりですので、ご期待下さい!

長くなりましたが、でわ良い週末を。

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